炉内監視カメラ装置(Syn-Fab Inc 製）

炉内監視カメラ機種の適用領域

監視カメラの使用環境はプラント毎に異なります。その環境条件に最適機種を取り揃え選定いたします。
カメラの基本性能は、作動原理により高感度高解像度CCDカメラ、赤外線CCDカメラ、サーマルイメージカメラに分類されます。

製紙関係

回収ボイラ（チャーベッド）: SF12MP,SF12N
バイオマスボイラ（グレート）: SF11C
キルン（高温側石灰出口）: SF12SP
キルン（外筒壁温度監視）: SF30TI
炉上部域監視（クリンカ、チューブ）: SF12N,SF12SP,SF12S,SRF12MP,SF11SP
キャリオーバ監視: SF12SP
スメルトスポウト監視: SF20C,SF30C
ドラム水位計監視: SF20C,SF30C
バーク、チップ貯蔵監視: SF36C
蒸解窯監視: SF36C
貯蔵ヤード監視: SF21C,SF31C
煙突監視: SF21C,SF31C

発電ボイラ関係

火炎、アッシュピット、バーナ監視: SF12C
ガス化装置監視: SF12MP,SF12S,SF12N
炉上部域監視 （クリンカ、キャリオーバ、チューブ）: SF12N,SF12SP,SF12S,SRF12MP,SF11SP
ドラム水位計監視: SF20C,SF30C
アッシュハンドリング監視: SF21C,SF31C

石油化学関係

熱交換器監視: SF12C,SF12N,SF12SP,SF12MP
改質器監視: SF12S,SF12MP
化学薬品運送域監視: SF12C,SF31C
OSHA（安全衛生管理）域監視: SF12C,SF31C

セメント、コークス

キルン監視（高温側石灰出口）: SF１２SP
キルン監視（外筒壁温度監視）: SF30TI
クリンカークーラ監視: SF11C,SF12C,SF12C-2C
フィルタ監視: SF31C,SF36C

鉄鋼、ガラス産業

再熱炉監視: SF12C,SF12S,SF12MP
ガラス溶融炉監視: SF12C,SF12S,SF12MP
コンベヤ、輸送機器監視: SF21C,SF31C,SF30TI

ゴミ焼却炉

焼却炉内部監視、コンバスタ監視: SF12C,SF12N!,SF12MP,SF12SP,SF12S
破砕ホール、コンベヤ監視: SF12C,SF31C
ゴミ受入口、ゲート監視: SF12C,SF31C

カメラレンズ

直径: 41mm
撮像対象温度: 1927℃（最高）
レンズ全長標準軸方向型: 61cm、91cm、122cm、165cm（24”、36”、48”、65”）
（実使用長56cm、91cm、114cm、160cm（22”、36”、45”、63”）
45度型 61cm、91cm、122cm（22”、36”、48”）

レンズ構成

マウント形状：: １”C　マウント
外筒（アウターシュラウド）: ステンテス鋼
内筒（インナーシュラウド）: ステンテス鋼
レンズホールダー: 真鍮
レンズ　スペーサ: 真鍮
先端チップレンズ
アクロマットレンズ
中間レンズ
光学フィルタ

視野角度（HxVxD)

広角から夾角まで各種取り揃えておりますので選定して頂けます。

カメラセンサ仕様

カメラのモデルにより異なります。
AC(AC100-240V) アダプタを使用しDC12V
撮像対象物のモニタ温度1920℃（最高）
映像システム PAL/NTSC、イーサネット

レンズ冷却空気所要仕様

レンズ冷却空気：計装空気　15psig(0.10MPa) 34M3/hr(20scfm)40℃
カメラ本体を冷却を独立して行う場合：計装空気　３psig(0.02MPa) 5M3/hr(3scfm)40℃

カメラハウジング

標準：耐熱合成樹脂（耐熱ナイロン）IP66、耐熱外気温度：160℃
オプション：ステンレス鋼ライニング付、耐熱外気温度：289℃

ウォールボックス

レンズの長さに応じてウォールボックスの長さが決定されます。
炉内圧が大気圧とバランスしている場合：ストレート型
炉内圧が大気圧より高い場合：
標準：逆止フラップ付ウォールボックス
オプション：手動遮断弁付ウォールボックス
オプション：リモート遮断弁付ウォールボックス

緊急カメラ引抜装置と制御システム

レンズ冷却空気喪失はカメラレンズ焼損を引き起こし致命的な破損を引き起こします。
カメラ保護の為、カメラの引抜は不可欠です。
空気圧力SWを使用し、空気喪失を検出し、カメラ引抜装置を作動させます。
装置構成は空気シリンダにてカメラ引抜を行います。
シリンダを引抜動作させる必要圧縮空気は空気供給装置の空気リザーバータンクに貯められています。